ーーー 望診とは何か ーーー

望診(ぼうしん)とは東洋医学の診断法の一つで、身体や顔を観察することで健康状態をみることを意味します。
山村塾でいう「望診」は、顔・眼・舌・皮膚・髪・爪・手・足…それぞれに出た印の意味を理解し、食べすぎたものを排出する方法を知ることで、美しさと健康を保つ方法です。

You are what you eat.  あなたはあなたが食べたもの、それ自身である。

毎日の食べ物が私たちの血や肉になる、つまり体になります。
言い換えれば、私たちは食べ物そのものということです。

食べ物が身体になる

食べものが身体になる。誰でも知っていることですが、本当のところは実は誰も知りません。
たとえば肌のあちこちに吹き出物が出たりシミが出たりします。
何が原因なんだろう? 最近身体の調子が悪い、時には思わぬ病気をすることも…。
無農薬のもの添加物を使わない物をできるだけ選んで食べているのに…どうして?
冷える食べ物は避けて暖まるように気をつけているのに、冷え性がなかなか治らないのはなぜ?
健康になると思って玄米食を始めたのに、ドンドン痩せるし、生理も止まっちゃった、肌もかさつくし。

多すぎる食べものは必ず身体に現れてくるんです。
食べものには身体の中心部を温めるもの、外側を温めるもの、エネルギーをあげるもの、下降させるもの、収縮させるもの、発散させるものなどがあります。
ある特定の食べものが多すぎるとそれに対応する臓器に影響し、それが皮膚に吹き出物やシミ、あるいは関節などに現れます。
それが長いことつづくとコリや痛みとして現れ、不調へと発展していくのです。

食べ物を選択することで、なりたい自分になれる「望診」を、ぜひ勉強してみませんか?
必ず役に立ちます

食は運命を左右する

私たちは毎日なにかを食べなければ生きていくことはできません。
食べることによって命を保っているわけです。
生きていると言うことは、命の火を燃やすことですからね。
この火が燃え尽きたときが死と言うわけです。
食べ物は、この命の火を燃やすエネルギー源、栄養源です。
これが食べ物の持つ大切な働きの一つです。
食べ物にはエネルギー源としての働きのほかに、いいえ、栄養やエネルギー源としての働きよりも、もっともっと大切な働きがもう一つあります。
それは判断力を向上させ、精神(こころ)を高めるはたらきです。
それによって沢山のことに気づきを得ます。
今までにはなかった思いがけない出来事を体験したり人に逢うことができ、自分の運命を変えることができるようになるのです。

私たちは食べ物そのものである

私たちは食べ物そのものであるが故に、なにをどれだけ食べるにかによって、考え方や行動が変わり、その結果、運命が変わっていきます。
その質や量によって私たちの体やこころが微妙に変化するからです。



たとえば糖分を例にあげて考えてみましょう。 砂糖をたくさん使ったお菓子は、カルシウムを大量に使います。
時々楽しむ分には気持ちを和らげる働きがあるのでとても良いのですが、ストレス解消と称して毎日たくさん食べていると、心にも体にもその影響が少しずつ出てくるようになります。
カルシウムが不足して酸がたまり、疲れやすくなったり落ち着かなくなったり、時には悲観的になりやすくなります。
あるいはイライラして暴力的になることもあるかもしれません。
いつもなら気にならないようなことも、何かこころに引っかかりができることもあるでしょう。



お砂糖の過剰は肝臓を疲れさせます。肝臓は東洋医学では「怒り」の臓器。
肝臓の働きが悪くなると、ちょっとしたことでも怒りっぽくなるよ、と言うことです。



つまらないことで怒って好きな人と別れなければならなくなった、会社で人間関係がうまくいかなくなった、と言うことが起こりやすくなります。
同じことはお酒についても言うことができます。お酒も糖分ですから。



このようにして、こうしたい、こうありたいと言う自分本来の想いから外れていきます。
自分の思うことことがなかなかできにくくなるのです。
自分のやりたいこと、大きな夢からどんどん遠ざかり、そんなことは不可能だ!とあきらめてしまいます。
糖分は体や心を緩めリラックスさせる働きがありますが、毎日習慣的に食べたり飲んでいると、体が冷えてきます。
また拡散の働きがありますから集中力を失います。
あるいは体や心の動きを鎮め、あるいは止める働きがあるので、やるべきことを次々に後回しするようになります。



一杯のコーヒー、一切れのケーキを食べることで、私たちの血液は微妙に変化し、その積み重ね、言い換えれば食習慣が私たちの体や心にまで大きく影響し運命まで変える、と言う意味が少しおわかり頂けたでしょうか?



食欲に支配されて食べ過ぎれば、病気や不自由といった不幸への道に、反対に食欲を支配し、食べ物をコントロールすれば、病気知らずの幸福で自由な道に向かいます。
食べ物によって運命が変えることができるのです。



その理(ことわり…方法)を説いたのがマクロビオティックです。
その土地の環境にあったものを食べる。
頭から尻尾まで皮も全部食べる。
そしてYIN(陰)とYANG(陽)の調和、これがマクロビオティックの真髄です。
アメリカを始め全ヨーロッパで、特に環境問題や平和運動をしている人々から指示を得ています。
自分の心と体の平和と安定を守ろうとすることで、まったく無意識のうちに地球環境を守ることに繋がる食事方法だからです。



マクロビオティックは21世紀の自由で平和な、そして幸福な世界を作る新しい 食事法ともいえます。
さあ、そのマクロビオティックの基本的な考え方も、一緒に学びましょう!

マクロビオティックの基本

  • 全体食
  • 身土不二
  • 陰陽調和
  • 食べる割合

という4つが基本。
食べ物の陰陽を知る事も、とても大切です。

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